疲れをリフレッシュするために重要な役割を果たすのは睡眠です。睡眠は肉体的な疲労を回復させる効果があるとともに、ストレスなど精神的なダメージを癒す効果があります。
睡眠を削って頑張ることが美徳とされてきましたが、そのような働き方はやめようという声が多くあがっています。しっかり休養を取ることの大切さが認識されつつあるのです。
睡眠がなぜ肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労も回復できるのかというと、自律神経を整える作用があるからです。また、睡眠は内分泌機能を活性化させるため、ストレスへの耐性も強くなります。睡眠不足は脳の代謝が悪くなり、ストレスや不安を感じやすくなります。
しかし、疲れをリフレッシュするには、単に寝るだけでなく質の高い睡眠をとらねばなりません。朝起きた時に寝足りない気がする、何度も夜中に目覚めるなどする人は、質の高い睡眠を取れていない可能性があります。
疲れをリフレッシュする質の高い睡眠をとるためには、体内時計を正常に作動させることが大事です。朝起きたらしっかり日光を浴び、就寝前は明るい光を浴びないようにすることで、スムーズに入眠できる体のリズムを手に入れることができます。夜遅くまでスマホを使用するなどは禁物です。
血液の流れが良くなると眠りにつきやすくなるので、就寝の2時間前ぐらいに入浴するのも効果的です。42度ぐらいの熱いお湯に浸かるなら5分ほど、38度から40度ぐらいのぬるいお湯に浸かるなら30分ほどが適切です。